がんばるオジサマたち。

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かつて高校時代に流行っていたのが、オリジナルカセットテープのプレゼント。
時間をかけて好きな曲をセレクトしてテーブに編集したら、オリジナルのラベルを作って
可愛くラッピング・・・なんてこと、R35世代だったら経験があるはず。

私の志向は洋楽ロックからいきなりソウル、R&Bにシフトして
編集する曲と言ったら専らスティービー・ワンダー、ホイットニー・ヒューストン、
アトランティックスターからピーボ・ブライソンまでちょっと渋めのセレクト。
その中でもお気に入りだったのが、ボズ・スキャッグスだった。
"We are all alone"って言ったら、今ではかなりのスタンダードなラブバラード。

そんなボズ・スキャッグスが来日した。
往年のミュージシャンのコラボ来日企画第1弾として、
それこそ往年のロックバンドTOTOと共に。
今回、特に自分からチケットを取るつもりはなかったものの、
たまたまお誘いいただいてそんなレアなコンサートに行く事になった。
1988年、今から20年前にボズが来日した時私は高校生だったけれど、
その時の武道館来日公演にも足を運んでたから、以来20年ぶりの再会!(って一方的にね)

土曜日。穏やかな小春日和の横浜みなとみらい。
パシフィコ横浜のホールを埋め尽くしていたのは、往年のミュージシャンだけに往年のファン達(笑)
見回せば、私と友人が一番年下世代ぐらいの年齢層のオンパレード。
1部のボズはバラードやブルースが多いせいか、半ばNHKの歌謡ショーののりのような
大人〜(?)なムードが漂っていた。手拍子もちょっと揉み手が入ってるような・・・?
独特な甘い歌声は健在だったけど、名曲の声ののびが弱まって年月の流れを感じさせた。
それに何よりショックだったのは、あのダンディなボズがステージ上で背中を向けた時!
なんとザビエル風な後頭部が露になった時には、思わず涙が出そうだった・・・。

2部の前に休憩となると、いつもの事ながらトイレに並ぶ長い列。
が・・・?何かがいつもと違ったのは、女性トイレの列より男性トイレの列の方が長い!
頭に白いものが混ざったり、ちょっと薄くなったりしているようなオジさま達が
ワンワンとロビーを埋め尽くす光景には、思わず唖然・・・!

そしてお待ちかね第2部。TOTOはボズと違って知っている曲も少ないのだけれど
名曲のアフリカやロザンナなどは勿論口ずさめる。
・・・とオリジナルメンバーの登場と共に、ババーっと視界が遮られた。
なんと一斉に立ち上がったのだ!休憩中にトイレに列を作っていたオジさま達が!
もうびっくり!
何も見えなくなったので、仕方なく立ち上がると、お腹のでっぷりでてしまったスティーブ・ルカサーの
動きに合わせて、ザワザワと右手の拳を上げるオジさま達・・・。
思わずこちらはザワザワと鳥肌がたった。

2部はそんなテンションで声を張り上げるオジさま、一緒になって大声で名曲達を熱唱するオジさま、
両手を音に合わせて振り上げるオジさま・・・・・・・・
まあもうステージ上も観客席も熱い熱いオジさま達で埋め尽くされて・・・ひいい。

2時間のステージ中に誰か倒れやしないかとヒヤヒヤしながら、それでも拍手と拳と熱狂的な叫びは
衰える事なく、逆に毒にあたったような気分で、自分の方がクラクラになってしまった・・・。

すごい体験でした!
「オジさんは疲れてる・・・」なんて嘘です。絶対。
いやあ、負けてられませんね。

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